アコギ用ピックアップ考察❶マグネット編
お気に入りのアコギにピックアップを後付けする場合
取り付けに関しては
●大掛かりな加工なしで取り付けたい
●加工してでも生音に近づけたい
と二つの意見がありますよね。
お気に入りのギターのサドルをけづりたくない、穴を開けたくない、などはみなさん同じかと。
でも、ライブミュージシャンは、ステージでの使用を前提にライブ用ギターを作り上げるというのも今や普通かと。
ピックアップは色々とタイプはあるんですよ。
マグネット、インブリッジピエゾ、貼りピエゾ、ハイブリッド、コンデンサーマイク、などなど。
それを一個一個説明するのも面倒ですし、そんなものどこでも書いているので、知らない人はグーグル検索!!
ということで、大まかな2枠で経験上のオススメを紹介!!
❶簡単につけたい!!
→マグネットタイプでいこうや!!
マグネット式は、サウンドホールにくっつけるタイプです。
見ての通り、サウンドホールに挟むだけですね。
加工する必要はなし。
ただ、ケーブルの断線予防や、見た目、取り扱いやすさ、などの理由からギターのエンドピン(ストラップをつけるケツのとこ)に1箇所だけ丸い穴を開ける加工は、やったほうがいいと思います。
その穴にジャックをつけて、シールドを抜き差しする形にします。
そう、エレキギターと同じですね〜。
穴を開けるといっても、ほっとんど音には影響ないんで。
さ、このマグネットタイプ、仕組み的にはエレキギターのピックアップと同じ。
なので、弦の振動しか拾わない、箱の鳴りは再現しない、なんとなくエレキっぽい、という短所。
しかし、ハウリングの心配は極めて少ない、エレキっぽさが逆にバンドものでは音が抜けて使いやすい。
などという定説が古くからあります。
その通り。その通り。何も間違っていませんが、近年は改良されてきています!!
詳しくは書きませんが、マグネットの短所をそんなに気にしないでも大丈夫!!
結構生っぽいんだ!!今は!!
ではオススメをバーっと羅列!!
LR Baggs のM80
これは、定番のM-1の進化版ですね。
こいつ、なんと、ボディーの振動も拾うんですよ。
だから、ボディーを叩いた音も拾う。
不思議〜。
その機能を抜いても、ナチュラルにアコースティックサウンドを出力するんです。
そこのボディの響きを足すんですから、生っぽさはアップ!!
やはりマグネットピックアップ感は拭いきれませんが、生音ではないが、これはこれで良い音
という感じです。ライブハウスで音響の仕事をしていた経験もある筆者ですが、LR BaggsのM-1やM-80を見ると「よっしゃ〜、ラッキー。」と感じてました。
良くも悪くも80点。というか、どんな環境、どんな機材、でも大体使えるレベルの音が出せるんです。
セッテイングに時間が取れないブッキングライブのアマチュアとか、機材に制約のあるストリートライブなどでは、これが一番じゃないかな〜と。
【アコースティックギター用P.U】 L.R.Baggs M80
- ジャンル: CD・DVD・楽器 > 楽器 > ギター周辺機器(アンプ・エフェクター・パーツ) > ピックアップ(アコースティック用) > L.R.バグス
- ショップ: 下倉楽器 楽天市場店
- 価格: 32,400円
続いてはこれ
EMGのACS
渋いチョイスだと自負してます!!笑
これは、最近流行りの、色々拾うぜ機能搭載タイプのマグネットではないのですが、
なんせ扱いが上記のLR Baggs並みに良い!!
なかなかこんなに優等生いないっす!!
まず、完全にノイズレス!!!
で、雑味なし!!
で、頑丈な見た目!!
これね、意外と重要で。
色々とアコギの音の成分を拾うのがアコギらしさの再現になるというのは間違いではないんですが、芯だけを確実に綺麗に拾って、そこにアコギらしさを装飾していくって方が実践的だったりする場合も多々あるんですね。
リバーブを足したり、イコライザーで調整したり、。そんなエフェクトノリが群を抜いて良いんですね。こいつ。
最近の主流である、生音再現を売りのアコギ用のプリアンプをつないでもこいつは操作しやすい!!
もちろん、このピックアップ自体にも優秀なプリアンプ内蔵ですから、D.I直結でライブはできます!!優秀なエンジニアがいればワッと驚く音を作ってくれるかも!!
実際、このピックアップとグライコ、コンプ、薄っすらディレイ、で高品位なアコースティックサウンド出せましたから!!!
ギターアンプに突っ込んで、フルアコみたいな音作りして弾いたりもできます。
- ジャンル: CD・DVD・楽器 > 楽器 > ギター周辺機器(アンプ・エフェクター・パーツ) > ピックアップ(アコースティック用) > その他
- ショップ: 楽器de元気
- 価格: 22,572円
次も渋いところで
SEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン )
/ SA6 Mag Mic
こいつはね、優秀なマグネットピックアップなのはもちろん、マイクが内蔵されているんです。
で、ハウリングに強く、音の芯がはっきりしたマグネットサウンドと生々しい空気感のあるマイクサウンドを任意の割合で調整できるんです。
俗に言う「マグくささ」を消せます。
マイクのボリュームを0にするとう使い方もできるので、バンドも弾き語りも同じギターで、って人はオススメです。
G.Love & Special sauseのG.Loveも愛用!!
John Butlerも愛用!!
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