アコギ中心の生活

日々考察する音楽や楽器のことなどブツブツ。

エレアコの音を磨くSession D.I

エレアコの音を生っぽくする、ということで色々と考察、実験しているアコギ弾きは私以外にもたくさんおられるでしょう。

 

そんな中、たまに「生とは違うが これはこれで良い音だ」という音に出会うこともあるでしょう。

そんな中でのヒットが 定番中の定番メーカー L.R Gaggsの「Session D.I」

 

L.R.Baggs Session Acoustic D.I. アコースティックギター用プリアンプ

僕の中の名器、Fishman社のSpectrum D.Iは本物の生の音(AURAシステム)をピエゾ音に足していくというシステム。

このSession D.Iもピエゾに音を足して味付けしていく方式であるのは同じですが、ちょっと視点が違うんですね。

 

その機能の名は、サチュレート!!

f:id:musicmagic:20170812144728p:plain

エレアコのピックアップも進化し、最近ではギターからミキサー直結でもソコソコ聴ける音が出ますよね。でも、なにか綺麗すぎるというか、普段生で聴いてる音の揺れる空気の渦?というか荒々しさというか温もり、、、、みたいなものがないんですよね〜。

 

それを埋めるためにリバーブから始まり、今や定番のシュミレーター的な音を足すというシステムになってきましたね。

 

でも、このサチュレートは 上記の通り、アナログならではの歪み感を足すことにより、人間の耳にはリッチに暖かく聴こえるという技を使っているんですね。

 

アナログテープや真空管アンプの音の心地よさに通じるものですね。

 

これの効果が私ツボってしまいました。

 

生音再現というんではなくて、人間味の感じるライン音というか。。

リバーブに頼るより明らかに心地よい倍音が付加されます。

 

 

 

また、もう一つ優秀なのが「コンプEQ」

f:id:musicmagic:20170812145537p:plain

これはコンプなのですが、絶妙に「楽!!」(笑)

エレアコにコンプの必要性については、以前書きました記事を参照ください。

musicmagic.hatenablog.com

 

細かいことを語ればきりがないので、お得意の簡潔説明をすると、

「散らばりがちで、耳につくエレアコの音を、心地よいポイントでぎゅっとまとめて聴きやすくしてくれる」「そのポイントを簡単に見つけて設定できる」

 

ってこと。

 

いや〜。便利な機械です。

 

イメージは、良い真空管アンプって感じかな〜。